商事/競争/取引部門の主任パートナーであるマーケル弁護士は、米国弁護士および英国ソリシター(事務弁護士)の資格を持つ(英国での活動は行っていない)。民事訴訟における陪審裁判・ベンチトライアル(非陪審裁判)および上告裁判所の弁論などで主席弁護士を務めてきたほか、仲裁審理でもクライアントを代理している。マーケル弁護士が法廷で取り扱う案件には、事業上の紛争、専門職賠償責任、海上運送業、建築業および雇用に関するものが含まれる。さらに、国内外のクライアント企業に対して、供給契約、販売協定、通関手続、輸出規制の順守、政府機関との契約および営業秘密の保護についてもアドバイスする。
弁護士として20年以上の経歴を持つマーケル弁護士は、当事務所の訴訟部門、コーポレート/ファイナンス/M&A部門のメンバーであると共に、商事/競争/取引部門の主任パートナーでもある。また、当事務所の国際取引&ロジスティックス・チームも統制している。クライアントがその目標を達成できるように、マーケル弁護士は、常にかつ重点的に戦略的代替案と実行可能な手段をクライアントに提案している。長年培ってきた実務経験を通じ、契約や規則などが実施される過程と手順を熟知しているために、クライアントのために行う交渉および契約書の作成でかかる経験と知識を最大限に活かすことができる。「Super Lawyers-Rising Star」に選出されているマーケル弁護士は、多岐にわたる業務経験に基づき、各案件に関して実践的アドバイスと創造的な解決策を提供している。
当事務所に入所する前は、カリフォルニア州で海上運送法を取り扱い、積荷の損傷に対する請求、輸送業者および通関業者の専門職賠償責任、米国・英国・日本の保険会社が関与した海上保険の補償内容・問題、および国際販売契約について助言していた。それ以前は、アリゾナ州で民事訴訟を専門とする評判の高い法律事務所に勤務していた。
1000万ドルの価値のある輸入品に対する関税額の申告を怠っていた大手工作機械輸入会社を代理し、米国税関に対する事前開示を行うことで多額の罰金支払を回避した。
東京地方裁判所で提起された訴訟の当事者である日本の上場会社のために、米国地方裁判所で、シリコンバレーの大手消費者テクノロジー会社を相手にディスカバリー(文書提出)命令を要求し、かかる命令が認められた。
英国に本社を置くIT会社が米国支店を設立する際に援助した。
国内の大手貨物輸送会社が関与したカリフォルニア州の訴訟事件において、複数の州で行われたディスカバリー(証拠開示手続)を監督した。
複数の州に所在する共同住宅のデベロッパーを商事および雇用関連の紛争において代理した。
不動産ブローカーの過失を理由に、契約不履行をした家の売主が同ブローカーを訴えた際に、その防御に成功した。
米国に本社を置く貨物輸送会社とアルミニウムの国際取引業者との和解において、輸送会社を代理した。
連邦地方裁判所で提起された幼児の不法死亡訴訟で、大手商業施設の地主を代理・防御し、その結果、正式事実審理を行うことなく、懲罰的損害賠償請求は免除された。
商事紛争に巻き込まれた外国政府の官僚を代理し、その結果、裁判所が官僚の特権を認めたことにより、請求は却下された。
5000万ドルに及ぶ建設関連紛争において、第一審判事が、連邦法およびアリゾナ州法に基づき、その裁量で一部の当事者に対して下した却下判決を覆し、クライアントに有利な判決を促した。
スチール貿易業に携わる国際企業のために米国財務省外国資産管理法(OFAC)に関してアドバイスした。
ソフトウェア・テクノロジー会社で、データの漏洩が生じた際に同社を代理した。米国複数の法域において、各法令に基づきデータ侵害通知を作成し、データ漏洩問題の対処プロセスで援助した。