イリノイ州の雇用主は、2022年1月1日以降、従業員との競業避止および勧誘禁止の合意において大幅な制限を受けることになります。2021年8月13日、イリノイ州のJ.B.プリツカー知事は、イリノイ州働く自由法(Illinois Freedom to Work Act)(「IFWA」)の改正法案に署名しました。本改正により、年収額が75,000ドル未満の従業員と競業避止合意を結ぶこと、および年収額が45,000 ドル未満の従業員と勧誘禁止合意を結ぶことの双方が禁じられます。また雇用主は、既存の従業員および就職希望者に対し、合意締結に先立って弁護士に相談する権利があることを通知し、合意のレビューおよび権利放棄の検討期間として14日間の期間を与えることが義務付けられます。雇用主が改正IFWAの規制遵守を怠った場合、調査、エンフォースメント・アクション、および罰則の対象となる可能性があるほか、訴訟において勝訴した従業員の合理的な弁護士報酬および費用までも負担することになるかもしれません。本ウェビナーでは次のトピックについて解説いたします。
- 競業避止・勧誘禁止合意に係るイリノイ州現行法の考察
- 最新改正法の詳細
- 従業員との競業避止・勧誘禁止合意を利用する雇用主のためのアドバイス
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